東京都内でこれから一人暮らしをはじめる
東京都に住んでいる方々は、通勤にどれくらいの時間をかけているのでしょうか?
また通勤時間が短い場合、反対に長い場合のメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
そのほか通勤時間の活用方法など、今回は東京都での一人暮らしで気になる
まずは気になる、東京都を中心とした首都圏に勤務している方々の通勤時間が、平均どれくらいなのかを見てみましょう。
統計情報リサーチが、東京都における通勤時間を調査した結果は以下のとおりです。
■片道の通勤
45分〜1時間 …24%
30分〜45分 …19%
15分〜30分 …18%
1〜1.5時間 …18%
15分未満 …10%
その他・不明 …11%
上記を集計した平均の通勤時間は、43.8分という結果でした!
東京都在住者の片道での平均通勤時間は43.8分でしたが、それでは理想の通勤時間はどれくらいなのでしょうか?
こちらも調査結果を見てみましょう。
■理想の片道通勤時間(民間の調査による)
21分〜30分 …54.1%
11分〜20分 …24.1%
その他 …21.8%
理想の通勤時間を平均すると、29分となりました。
実際の通勤時間との差は約15分
通勤者の多くが、もう少し通勤時間を短縮したいと考えていることが分かります。
反対にどれくらいまでの通勤時間なら耐えられるか、通勤時間の限界についての調査結果はどうなっているのでしょうか。
■限界の片道通勤時間(民間の調査による)
51分〜60分 …43.4%
81分〜90分 …15.1%
41分〜50分 …10.2%
その他 …31.3%
片道での
平均した限界通勤時間
この結果から、東京都で通勤する多くの方が、片道1時間以上の通勤には耐えられないと考えていることが読み取れます。
通勤時間について調べていくと、「通勤時間が長いほどストレスを受けやすい」という気になる調査結果がありました。
民間の調査結果によると、通勤ストレスを0(最低)〜10(最高)の11段階で聞いたところ、平均のストレス数値は5.2
これは通勤時間が40分以上60分未満の通勤者の平均、5.3とほぼ同じ数値です。
ところが通勤時間60分以上90分未満の勤務者については6.2に上昇
90分以上の通勤者については、なんと7.2
平均のストレス数値から、2ポイントも上回る結果となっています。
調査の結果から考えると、やはり通勤時間が長ければ長いほど、通勤ストレスが高くなる傾向があるようです。
東京都在住者の平均通勤時間は43.8分でしたが、通勤時間15分〜30分の人が18%、15分未満の人も10%いることにも注目しました。
理想とする通勤時間が29分であることを考えると、28%の人が職場と住居が近い「職住近接」の理想的な生活をしていることになります。
職住近接の生活をすることのメリット、そしてデメリットがあるのかもご紹介しましょう。
職住近接の最初のメリットは、通勤時間という「コスト」が削減できることです。
たとえば片道の通勤時間を60分から30分に短縮できれば、1日往復で1時間の節約
1か月22日通勤すると考えると、節約できる時間は1時間✕22日で22時間にもなります。
1日の労働時間が8時間、月給が20万で働いている人だと、時給は20万÷22日÷8時間で1136円
つまり片道1時間かけて通勤している人は、片道30分の人と比べて、22時間✕1136円=約25000円相当の時間を無駄にしているということになるのです!
職住近接だと、通勤時間という無駄な「コスト」をカットできるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
職住近接の2つ目のメリットは、通勤にかかるストレスが軽減できることです。
通勤時間が長ければ、通勤ストレスが高くなるという調査結果をご紹介しました。
職住近接だと、満員電車に
ほかにも仕事で遅くなったりつき合いで飲みに出たりしたときも、すぐに家に帰れたりするなど、職住近接のメリットは多いです。
職住近接にもデメリットはあります。
たとえばもし会社まで徒歩圏内だったりした場合には、自分がお休みの日に会社の人とばったり会うということも考えられます。
人によるとは思いますが、仕事とプライベートをわけたい場合には、デメリットと言えるでしょう。
また通勤時間中に
また会社が近いからと思って、二度寝をしてしまうなど、出社時間がギリギリになってしまうことも考えられます。
このように職住近接にもデメリットはあります。
しかし多くはライフスタイルによりますし、メリットと比べると比較的小さいケースが多いです。
東京都在住者が、平均して片道43.8分も費やしている通勤時間。
月に22日通勤することを考えると、43.8分✕2(往復)✕22日=1927分、約32時間にもなります。
これだけの通勤時間を、通勤者の方々はどのように過ごしているのでしょうか?
こちらも立っているときと座っているときそれぞれの
■立席時のランキング(民間の調査による)
1位 ニュースサイトの閲覧
2位 特になにもしない
3位 音楽やラジオを聴く
4位 SNSの利用
5位 読書(紙の書籍)
通勤電車だと
■着席時のランキング(民間の調査による)
1位 仮眠・休憩
2位 ニュースサイトの閲覧
3位 読書(紙の書籍)
4位 SNSの利用
5位 音楽やラジオを聴く
通勤電車で座れたときには、ゆっくり休憩したい方が多いようです。
移動時間が長い場合には、仮眠を取ることで不足しがちな睡眠時間を確保したい
平均43.8分もある通勤時間、せっかくですから有効的に活用したいものですね。
通勤時間の有効的な活用方法をご紹介します。
①
ニュースや仕事に関係する情報をスマホで調べておくのは、通勤時間の効果的な活用方法
オフからオンに頭をパチっと切り替えることができますよ。
②
通勤時間を利用して、仕事に関係する資格試験の勉強をするのもおすすめです。
TOEICや英検などの語学の勉強でしたら、通勤時間中はイヤホンをつけてリスニングをするなど決めておくと取り組みやすいでしょう。
③
なかなか紙では読まなくなった本や新聞を、スマホやタブレットで読む時間に充てるのもおすすめ
月々一定の金額で契約して、好きなだけ本が読めたり最新のニュースが読めたりするサービスなどを利用するのもよいですね。
東京都内に通勤する勤務者の平均時間から
特に通勤時間を短くし