ご近所とのトラブルで多いのが、騒音によるトラブルです。
なかでも、子どもの足音や遊び声などの騒音に対して、うるさいと苦情がくるケースが頻発しています。
とくに、マンションやアパートで子育てをしているファミリーは、苦情がこないかと、毎日ヒヤヒヤしている方も多いのではないでしょうか？
この記事では、子どもの出す騒音を抑える方法について、紹介します。
ご近所とのトラブルを避けるために、今すぐ、子どもの騒音対策をはじめましょう！
子どもの騒音は、窓から漏れるもの、床や壁から伝わるものと、さまざまです。
赤ちゃんの泣き声、おもちゃで遊ぶ音、子どもが歩く音、走る音、飛び跳ねる音、子どもが発する大声や奇声など、そのすべてが近隣に住む住人にとっては、うるさい騒音となってしまうのです。
子どもの騒音がうるさいことが原因で、ご近所トラブルに発生してしまうケースはとても多いのです。
しかし、子どもに、家のなかで何もせず、じっとさせることは不可能ですし、子どもは、注意してもなかなか聞いてくれません。
子どもの騒音を抑えるには、親が工夫するしか方法はありません。
子どもが出す騒音を抑える方法を紹介しますので、少しでも音を抑えるためにぜひ実践してみてください。
赤ちゃんや子どもの泣き声や、親が子どもを叱る声、子どもの大声や奇声、おもちゃの音、ピアノや楽器などの音などは、窓から漏れてしまいます。
・騒音対策方法1：窓・ドアを閉める
窓が開いているときと、閉まっているときでは、音漏れの度合いがかなり違います。
子どもがいる家庭は、空気を入れ替えるために、窓やドアを開けっ放しにしていることも多いようです。
子どもが泣きはじめたり、興奮して大声を出したりしそうになったら、真っ先に窓を閉めましょう。
窓を閉めるのは、とても簡単な方法ですが、思っている以上に騒音対策効果があります。
・騒音対策方法2：カーテンを閉める
窓だけでなく、カーテンも一緒に閉めると、遮音効果が高くなります。
子どもの騒音対策には、遮音性に優れた、防音カーテンなど、厚手のものがおすすめです。
カーテンの長さは、床まで届くくらいの余裕がある方が、効果的です。
・騒音対策方法3：サッシを二重に
子どもの、ピアノなどの楽器の練習の音が騒音として気になるようであれば、窓のサッシを二重にするのがおすすめです。
二重サッシにすると、遮音効果が高くなるだけでなく、部屋の断熱性がアップしたり、防犯対策になったりというメリットもあります。
賃貸の場合は、オーナーや貸主の許可が必要となりますが、分譲住宅であれば、基本的に対応できます。
アパートやマンションの場合、壁から子どもの泣き声や声が漏れて、騒音トラブルに発生してしまうこともあります。
木造アパートだと、どうしても壁が薄く、音が漏れてしまいがちです。
壁をリフォームすることは難しいため、簡単にできる騒音対策方法を紹介します。
・騒音対策方法1：壁に沿って家具を配置する
お部屋の壁に沿って、なるべく大型の家具を設置することで、壁から音が漏れるのを軽減してくれます。
騒音対策としては、本棚や洋服タンスなど、なかにモノを入れる家具を配置するのがおすすめです。
家具が、壁からの音の伝わりを抑える役割をしてくれます。
・騒音対策方法2：壁に布を張る
壁に布を貼って、壁全体を覆ってしまうのもおすすめな方法です。
できれば薄い布よりも、キルティング地など厚手の布のほうが、音を吸収して、騒音を抑えてくれます。
お好みのプリントのファブリックを壁に張ると、おしゃれなインテリアにもなり、一石二鳥です。
パタパタという子どもの足音や、激しく遊んでいるときのドンドン響く音は、階下に住む人にとっては、かなりの騒音になります。
子どもが飛んだり跳ねたりして遊ぶことの多いお部屋は、しっかりと床の騒音対策を行うことが必要です。
・騒音対策方法1：カーペットやラグを敷く
フローリングの床は、とくに音が漏れやすいです。
床の上に、カーペットやラグ、マットなどを敷くことで、音を吸収し、騒音を抑える効果が期待できます。
カーペットやラグ、マットは、厚手のものがおすすめです。
裏地に、クッション材がついているものや、置き畳なら、より騒音防止効果を発揮できるでしょう。
・騒音対策方法2：家具の脚にカバーをつける
テーブルや家具を引きずる音も、床に響いてしまい、騒音になります。
とくに子どもが動かすダイニングの椅子の音は大きく、気になりますね。
椅子やテーブルなど、動かすことが多い家具の脚には、カバーをつけて、音を吸収させるようにしましょう。
・騒音対策方法3：スリッパを履かせる
子どもの足音がうるさいという苦情は、とても多いです。
子どもは、かかとを先に床につける歩き方をするため、床を叩くようになってしまい、足音がうるさくなってしまうのです。
子どもにスリッパを履かせることで、足音が響くのを抑えることができるようになります。
床とのすべりがよくなる、靴下を子どもに履かせるのもおすすめです。
子どもの騒音をできるだけ抑えるためには、遮音性の高いグッズを取り入れるのが、手軽でおすすめです。
さまざまなグッズを併用して使用することで、子どもの騒音を軽減することができます。
子どもの騒音対策におすすめグッズを紹介します。
「戸当たりテープ」は、窓やドアがバタンと閉まる音を抑えるためのものです。
ドアや窓が閉める音は、思っている以上に、上にも下にも響きます。
「戸当たりテープ」は、音を吸収するだけではなく、冷暖房の効率もアップするため、おすすめです。
「防音カーペット」や「防音マット」は、厚さがあるため、子どもの足音などをしっかりと吸収して抑えます。
子どもがいる家庭ではおなじみの「ジョイントマット」も、騒音対策に最適です。
「ジョイントマット」は、部屋のサイズに合わせて設置でき、汚れたら取り替えができるため、子ども部屋にもぴったりでしょう。
「防音・遮音カーテン」は、窓から漏れる子どもの声や泣き声といった騒音を抑えてくれます。
「遮音シート」は、文字通り音をシャットアウトしてくれるシートです。
壁に張ることで、さまざまな騒音を抑えてくれます。
子どもがいるファミリーは、完全に騒音を出さないようにすることなど不可能です。
さまざまな遮音グッズを取り入れても、どうしても騒音をすべてシャットアウトすることはできません。
ご近所とのトラブルを避けるためには、どのような方法を取るのがよいのでしょうか？
まず、物件を決めるときは、ファミリー向けの物件を選ぶことがポイントです。
ファミリー向けの物件は、騒音を考慮した作りになっているだけでなく、子育て中の家族が多く入居しているため、ある程度の子どもの騒音については、理解してもらえます。
子どもの人数が多いファミリーなどは、マンションの場合、1階を選ぶのもおすすめです。
1階なら、下に住人がいないため、足音の苦情を心配せずに済みます。
また、階下が駐車場や駐輪場などの2階のお部屋も、子どもがいるファミリーには最適です。
騒音グッズなどを取り入れて、騒音対策を万全にすることはもちろん、ご近所の住民と、普段からコミュニケーションを取っておくことも大事です。
現代社会では、同じマンションやアパートの人との付き合いが減ってきていますが、エレベーターや、ゴミ捨て時など、顔を合わせたときには、あいさつを交わしましょう。
子どもの顔を覚えてもらったり、騒音で迷惑をかけていないか尋ねたりして、気にかけることで、ご近所との関係が良好になり、トラブルに発展することが少なくなります。
マンションなどの集合住宅には、いろんな人が住んでいます。
生活をするうえで、どうしても騒音は発生してしまいますが、なかにはまったく理解してもらえない人もいるでしょう。
こちら側に落ち度がなくても、あらゆる生活音を騒音といって、苦情をいってくるような人がいると、トラブルになってしまいます。
常識を超えた苦情やクレームがきた場合は、すみやかに管理会社に相談して、なるべく早く解決するようにしましょう。
子どもがいると、足音や泣き声、遊び声など、さまざまな騒音が発生してしまいます。
遮音グッズを使用して、子どもの騒音を抑えて、騒音をできるだけ出さないようにする気持ちが大事です。
普段から、ご近所の人と、しっかりコミュニケーションを取っておくことで、騒音トラブルで揉めることが少なくなることも覚えておきましょう。
