大学の入学を機に、初めて一人暮らしを経験する方も多いのではないでしょうか?
いろいろな夢や希望を抱えてスタートする大学生活で、特に重要なのが一人暮らしをするための家探しです。
立地条件や間取り、家賃などを重視しながら物件を選びますが、さまざまな注意点があります。
とりあえずで選んでしまっては、通学に時間がかかりすぎてしまったり、生活するのに不便だったりと、失敗してしまうこともあるでしょう。
この記事では、大学生が家探しをするにあたって抑えておきたいポイントを紹介します。
素敵な物件を見つけて、楽しい大学生活を過ごしましょう。
「どの辺に住もうかな?」と考えた時に、一番初めに思い浮かべるのが大学へのアクセスではないでしょうか?
大学が近ければ、友人を呼んだり朝が早い時にも安心できたりと、さまざまなメリットがあります。
家と大学の距離感は、家探しにおいて特に注意したいポイントなので、以下の3つの項目をチェックしてみてくださいね。
<家と学校が近いことによるメリット>
家と学校が近ければ、通学時間を短縮でき、時間を効率的に使用できます。
雨や雪が降った時でも大きなストレスにならない距離は、大学生活をするにあたってとても重要なポイントで、できるだけ大学に近い家に住むのがおすすめです。
他にも、生活用品が揃えられるスーパーやドラッグストア、なにかと便利なコンビニが近いとさらに便利な生活ができるでしょう。
<家賃がネックになってしまう時は少しだけ離れた場所を検討してみる>
大学は近ければ近いほど便利ですが、大学へのアクセスがよい物件は家賃が高くなる傾向にあります。
徒歩圏内の家に住むのがベストかもしれませんが、大学から少し離れるだけでアクセス以外の同じ条件でも、グッと家賃が下がることがあります。
どうしても毎月の家賃が負担になるのであれば、大学までバス・自転車・原付バイクで無理なく通える範囲の物件を選ぶのもよいでしょう。
とはいえ、バスの交通費や原付バイクのガソリン代がある程度はかかるので、毎月の出費を計算してみるのがいいかもしれません。
<アルバイト先が近いのも重要なポイント>
大学生になると、生活費やお小遣いを稼ぐためにアルバイトをする方が多くなります。
入学する前で家探しをする時には、アルバイト先を決めておくのは難しいかもしれませんが、居酒屋やカフェといった飲食店が多い場所であれば、あなたに合ったアルバイトが見つかりやすいかもしれません。
特に賑わいのある地域では、アルバイト先も見つけやすいので、家から近いと後々便利に感じることがあります。
アルバイトも大学生活のなかで必要となるので、家探しの時に考えておくといいかもしれませんね。
トイレや洗面台で長時間過ごすことはありませんが、一日に数回は必ず使用する場所なので、できるだけ快適であることが望ましいといえます。
一人暮らしの物件ではユニットバスであることも多く、風呂・トイレ別にするかはじっくりと考えたほうがよいでしょう。
ここからは、家探しをするにあたってトイレと洗面台で注意したいポイントを解説します。
<湯船に浸かりたい人はセパレートタイプを選ぼう>
セパレートタイプは独立洗面台とも呼ばれ、トイレと浴室が別々になっているもののことです。
「お風呂のあとに洗面台でメイクをしたい」と考えている方は、湿気をあまり気にしなくてもよいセパレートタイプがおすすめです。
湯船から出てシャンプーや体を洗う場所も確保され、トイレ側に水の飛び散りなどを気にしなくてもよいため、お風呂に入ることに集中できます。
ユニットバスよりもセパレートタイプのほうが家賃は高く、金銭面で考えると少し悩んでしまうかもしれませんが、快適さを重視するのであれば、セパレートタイプの物件を選びましょう。
<家賃を重視するならユニットバスがおすすめ!>
毎月の家賃を少しでも抑えたいのであれば、トイレ・洗面台・浴室が一緒になったユニットバスがおすすめです。
普段からお風呂をシャワーで済ませる方は、ユニットバスでもさほど不便さを感じないでしょう。
トイレと浴室が一緒になっているぶん部屋が広いことも多いので、狭いと感じがちなユニットバスにもメリットがあるといえます。
シャワー後は換気扇を回してもすぐには湿気がなくならないため、メイクをしたい時に洗面台の鏡が曇ったり、トイレに行きたい時に湿気が気になったりすることがあるので、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
<清潔感・収納を重視>
セパレートタイプ、ユニットバスどちらにおいても重視したいのが、トイレの清潔感と収納です。
トイレ内には、トイレットペーパーなどの紙製品や掃除用具を置く場所が必要となるので、収納スペースの有無は内見の時に特に見ておきたいポイントです。
入居する時は既にハウスクリーニングが済んできれいな状態ですが、2年・4年・6年と長期間住み続けていると少しずつ使用感が出てきます。
毎日数回使用するトイレはできるだけ快適に、清潔感をキープできそうな物件を選びましょう。
内見とは、内部見学の略語で、物件情報を紹介してもらったあとに気になる物件に足を運んで部屋を確認することです。
不動産のwebサイトにある掲載画像だけではわからない部分をたくさん見られるので、細かいところまでチェックでき、頭のなかでシミュレーションができます。
以下では、実際に内見する時のポイントと持参物をまとめているので、スムーズに内見ができるように参考にしながら準備しておきましょう。
<スマホで写真とメモをとっておこう>
内見では、不動産スタッフの説明を聞きながら部屋のなかを確認しますが、おすすめポイントなどはスマホでメモをとりましょう。
物件と地域を知っているスタッフだからこそわかる、室内のポイントや周辺地域の情報を教えてくれることがあります。
また、その部屋から見える景色や部屋の細かな部分など、物件情報には掲載されていない部分を写真に残しておくのもおすすめです。
いくつかの物件を回って悩んでいる時に、メモや写真が住む部屋の決め手になるかもしれません。
<親御さんの意見もしっかり聞こう>
一人暮らしの経験がある方や、社会人として働いている方であれば一人での内見に心配はありませんが、高校を卒業してすぐであれば、ほとんどの場合、親御さんと内見することになります。
部屋の雰囲気や広さ、目に見えている部分だけでは、よい物件だと判断するのは難しいものです。
家賃・管理費・敷金礼金、防犯性や地域の特性など、親目線で物件を選ぶのも重要なポイントです。
特に初めて一人暮らしをする方や、若い女性であればさまざまな面での心配は大きくなってしまいます。
大学生になるあなたの希望を叶えつつ、親御さんの意見もしっかりと取り入れながら内見を進めていきましょう。
<必要なものを持参して内見をしよう>
賃貸借契約をする時は、身分を証明するものが必要となります。
その日に物件を決めて帰りたいのであれば、
・免許証・保険証などの身分証明書
・はんこ
・物件の初期費用
・連帯保証人の情報・書類(住民票・印鑑証明書・収入証明書)
これらのもの持参しておきましょう。
物件や不動産業者より多少の違いはありますが、基本的には上記の4点は必要となります。
これから大学生になる方は、親御さんと事前にしっかりと相談して、必要な持ち物を一緒にチェックするとといでしょう。
特に遠方から内見へ行く時は、スムーズに契約ができるように早めに準備しておくことをおすすめします。
楽しみなことがたくさんある大学生活では、自分の家が快適で、周辺環境が便利であることが大きなポイントです。
家探しには不安がつきものですが、家探しをする時に不動産スタッフとしっかり相談できれば、不安のほとんどは解決できます。
とても大切な4年間を有意義に過ごすためには、最初のスタートである家探しをあなたが納得できるまでじっくり選んで、勉強に励みましょう!!